I got Two for the 報酬

夫の考え方が素敵だった話!!

私は育休取得中で、日中はひたすら家事育児をこなす毎日を過ごしている。子が起きている間はあまり家事ができない。かといって寝てる間も起こさないように慎重にしかできないから作業効率が悪い。

1日1回は外に出て景色を見せたり刺激を与えたいし、離乳食の準備もしないといけない、更には予防接種に行ったり、日用品や食料品を買いに出たり、夫が平日行けない役所や銀行に行ったりもしないといけないわけで。
なんやかんやスケジュールがみちみちになってくる。

そんな中でも、一応ほぼ毎日ごはんは作っている。
「文句があるなら自分でやればいい」という考えの彼はあまり生活に付随する料理ができないので、私の作る簡素な食事にもとても感謝してくれている。

ただやっぱりどうしても難しい時はある。
そんな時に夫に伝えると、彼は文句など決して言わないし、逆に「じゃあ俺買って帰るから食べたい物言って」と言ってくれるが私はいつも少し申し訳ない気持ちになっていた。
それを察したのか、先日のこと。
私は、私用で夕食が作れないかもしれない、お米は炊いてインスタントや店屋物などの手抜きで構わないか訊いた。
彼はもちろんいいよ、全然気にしないよと言った後にこう続けた。


「手抜きって言うのやめようか。罪悪感わくでしょ。簡略化とか効率化って言いな」


目から鱗が落ちた気持ちになった!!
常々、彼は「手間と楽を金で買うために稼いでる」と言っていた。インスタントやお惣菜はまさにそれだ。
私は現状働いておらず、ほとんどを家で過ごして家事に時間を割けるはずなのに出来ないことを申し訳ないと思っていた。
けれど彼は、家事の時間を省いて、子どもと関わればいいしあなたは息抜きすればいい。自分の食事くらい自分でどうにでもできる、と言ってくれた。

レトルトやインスタント、惣菜を買うのも、確かに家事の一環である。
電卓でめちゃくちゃ時間をかけて計算できるけど、エクセルで関数いれて一瞬で終わらせて他のことをするのは効率化だ。それと一緒だと。

そういう考え方をできるこの人と結婚できてよかったと心底思った。

私は費用面からできる限り自炊はしたいと思うけれど、できなかった時に、今後罪悪感を抱かないで済むだろう。これまで後ろめたい思いでやってきたことを、これからは軽く、まるで何事でもないかのように流せる。
今まで抱いてきた罪悪感はいずれ、「私はこんなにがんばってるのに」という不満になる可能性が高いものだったと思うので、それを除去できるのはとても嬉しい。

「手抜きではなく料理という家事の簡略化、効率化」
この考え方、言い回しがとても素敵だし、こんなことを言ってのける夫に出会えた私は幸せ。

こういう考え方が必ずしも正しいわけではないけど、みんなが柔軟な捉え方をして不用意に人を傷つけたり苦しめたりすることがない世界になればいいのにな。そのためにはもちろん私自身も気をつけないといけないけど。
ゆるっとがんばっていきたい。